江古田の空より愛をこめて~環便り

昭和の風情が残る街、六畳一間的な空気感が魅力の江古田にある、和雑貨屋の店主のブログです。江古田に遊びに来て下さい。

折り鶴専用折り紙、富嶽三十六景

折り紙。日本人なら誰もが何かを折ることが出来るはず。
こちらの折り紙は鶴専用。

以前ご紹介している「花札柄」と24ヶ国の「国旗柄」に加えて、「富嶽三十六景」柄もございます。

折り上がると羽根の部分に絵羽模様が出てくる折り紙で、折り方が分かるように、折線付き。折り図もついております。折り図は日本語が読めなくても折れる、ユニバーサルデザイン折り図なので、海外の方へのプレゼントにもおすすめです。

そう言えば、最近「千羽鶴をもらう大迷惑」について書かれた文章を読みました。

千羽鶴は、
●千羽(たくさん)
●鶴→長生きすると思われている動物→長寿の象徴

を重ねて「長くお幸せに」「どうぞご無事で」という気持ちを表すと、日本人なら見れば想像がつくほど浸透している形式美的慣習、習わし。

お互い説明が無くとも理解し合えるということで、被災地に送られてきたが、捨てるしか無い上に大量だったので、現地では困り果てたという話に対して、折り鶴を送りつけた人に対して非難轟々という内容。

時代も変わりましたから、鶴を折るぐらいしか出来なかった時代のルールを引きずるのは止めましょうね、ということですか。

よく知らない相手に感情を寄せるというのは、寄せられた方もどう受け止めてよいやら困惑すると思います。善意の発露としても、リアルな相手の状況を想起して、おもんばかりたいと思います。

「良かれと思って、余計なおせっかい」
あり勝ちです。わたくしも、気をつけなくては。

ただ、折り紙や鶴自体は悪いことではありませんから、そこで嫌な意味をつけないで欲しいなと思います。

先人達が作り上げた造形美を楽しんでくださいませね。

※当店の折り紙在庫は、ひとつの柄で千羽折れるほど持っておりませんので千羽分欲しい方はメールください(フフフ
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