江古田の空より愛をこめて~環便り

昭和の風情が残る街、六畳一間的な空気感が魅力の江古田にある、和雑貨屋の店主のブログです。江古田に遊びに来て下さい。

商店街は楽し~包装紙のお下がり

営業中。

 

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昨日、商店街のお仲間、板倉表具さんから紙の端切れをたくさんいただきました。商店街ならではの「お下がり」ありがたいことです。

 

今回もらった紙の中、蒼色の紙、模様を見たら「雀」が隠れてるの、分かります?

 

表具屋さんが使う紙は、私達小売店が使う包装紙と質が違います。扱いやすいかと言われたら、柔らかい紙も多くてシワになりやすいのですが、そこらで見ない色柄の紙ならでは、仕上がりがなかなか素敵なのです。

 

通販でギフトラッピングをご指定いただくと、今なら雀がとどくやもしれません。

青い色に癒やされ中

毎日お店番をしているせいか、見慣れて変化が欲しくなる時もあります。うちの店内、全体的に茶色いなと思って、赤を増やそうかと思ったのですが、暑苦しいかなと。

 

ラッピング資材を注文しようとカタログを見ていたら、季節の店頭装飾のページに、鮮やかな青を発見。そう高くも無いので、早速頼んで下げてみました。

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雨が降る、雨の線のイメージで下げたのですが、店内には林たけおさんの金魚やシーラカンスが泳いでいるから、水の中の泡が立ち上る感じにも見えます。

 

化成品は、発色がきれいですね。

キラキラした金属光沢はよく光りますし、扇風機の風にも揺れます。

 

人工的な鮮やかな色は下品な気がして、先入観で嫌っていたのですが、差し色で使えば引き締まる気がいたします。

 

8年目にして外せた思い込み。

モノがダメなのではなくて、使う側の使い方次第なんですよね(そうだった

色って不思議で、心落ち着く色合いを眺めていると穏やかな気分になれます。この青に力を借りて、梅雨時のスッキリしない気分を乗り越えたいなと思います。

梅雨空、ひと休みの日

季節の柄の手ぬぐいページ、更新しました。
今ぐらいだと紫陽花柄がおすすめです。

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注染手ぬぐい通販→https://goo.gl/iwqCPW

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今日の江古田は爽やかな晴れ。
梅雨空、ひと休み。

 

そのせいか、今日は人気が少ない昼下がり。
主婦は洗濯に布団干しと、晴れてないと出来ない仕事に大わらわなので、住宅街の商店街は暇なのです。

 

今日はそれで、図書館から借りてきたラッピングの本を片手に、基本から応用編まで練習してみる時間に当てております。

私はちゃんと習っている訳ではないし、普段使わないリボンの結び方だと忘れてたりしますから、たまに練習するのは大事だなと思っております。

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こういう本は、応用形の面白いのがひとつふたつ載っているので、自分の引き出しを増やすつもりでやってみます。

 

手が動きやすい、難しいなど、やってみないと分からないこともあります。経験するのは大事。

 

今日は、私が苦手な長いものと高さがあるものをひとつに合わせてラッピングする「ピラミッド」の作り方が覚えられて良かったです。

 

薄紙や不織布で作るお花のコサージュは、小さい花を作ろうとすると結構たいへんだと分かりました。

 

何度やっても忘れる、「裏表があるリボンで作る二重蝶結び」も繰り返し練習。

 

ああ、これを読んでいるお客様から「リボンを二重蝶結びでお願いします」って言われても、かしこまりましたと言えるようになりたいですw

 

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和の心を贈る、伝統工芸と和雑貨の店
「暮らしを美しむ小道具の店 環」
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小さい子供に贈るなら

「4歳ぐらいの女の子に何がいいかしら?」
品の良い高齢の女性が旦那様と連れ立ってご来店。

 

「同居している訳ではないから、好みが今ひとつ分からないけれど、今度遊びに来るから、準備しておきたくて」

 

「女の子だからこれがいいかな」と花を模したつまみ細工の髪ゴムを手にして「同じ色のものが2つある方がいいかしら?」と声を掛けてきました。

 

大体の大人は、子供らしいというイメージ→子供が喜ぶ、と思いがち。

 

「4歳の髪だと髪質が大人と違うし、束にしても細いから、滑って落ちちゃうかもしれませんよ、それよりはパッチン留めの方がいいかと思います。」とお伝えしたのですが、

 

「それよりも…」とご紹介したのが「小さな万華鏡」

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持ち歩けるほど小さいもので、周りの景色を模様に取り込む『テレイドスコープ』

暮らしの中の色んな色が模様に変換されるので、散歩に持ち歩いて花壇をのぞいたり、大好きな人の顔をのぞいたり、全部模様になります。

 

実際、当店に来店する子供は、抱っこされている小さい子から大学生、大人だって感動して魅入るアイテム。

 

そして、小さな子供は、これは!と感動すると、次に絶対「ママ!これ見て!」という流れになりますよね。

 

感動をママやパパ、兄弟と分かち合いたくて話し掛けるし、「きれいね~!」と親の反応を見た時の子供の笑顔の可愛いこと!

 

(大人もこれが出来たら、もっと世の中円満になるのになと思うほど)

 

そんな話をひとしきり。

 

すると女性は「そうね、子供ってそういうところあるわね。ちゃんと話を聞いてあげないと拗ねるしね。」と万華鏡とパッチン留めをお買い上げくださいました。

 

ちなみに、件の4歳児が今お気に入りの会話が「大人になったら何になりたい?」だそうで、女性は何て答えようか考えとかなくちゃ、と笑顔でお帰りになりましたよ。

 

通販→https://goo.gl/JVt6cg

 

いい話の後で何ですが、この万華鏡、老眼が強い方だと覗いても焦点が合わなくて、きれいな景色が見えないこともあります。店主も老眼進んでますから、老眼ネタは実感あるから心底笑えて後、やだやだって思います(苦笑

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梅雨の俳句

本日は絶賛梅雨の大雨ですが、営業してます。

 

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最近、隣の西村文具から水筆で書く書道マットを買いまして、面相筆で遊びで絵を描いたり楽しんでおります。

 

今日のは、長谷川櫂の俳句。
「梅雨の傘 たためば水の 抜け落つる」

 

梅雨の俳句ってどんなのがあるのかなと思ってググってみつけました。情景を思い浮かべて、しっとりいい気分です。

 

正岡子規の「紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘」も文字面と語感と、含みのある意味を思うと、苦さが張り付く感じですが、いいなと思います。

 

開店準備中、通り掛かりの珈琲豆の清水屋さんが「今日はダメかもね」というので、天気には勝てませんからねと雑談。

 

先日来日した中国人の友達から「雨の粒がつながって一筋の線に流れるのを見るのが好き」とメールがあり、彼女のマンションの窓から見える北京の空の色を想像。

 

梅雨だから水を愛でる時間もいいです。

 

→そして店内人類滅亡
→誰か遭難者がやってくればいいのになんて妄想

 

今日も、お待ちしております(笑

日本一履き心地の良い下駄、楽ちん、ミズトリの下駄

今年もミズトリの下駄の新柄、入荷しております。

 

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最初に入ってくる新柄は、店主が注目している柄なのですが、今年はより洋服にも合わせやすい柄が増えた印象です。

 

ミズトリの下駄は、足の裏の筋肉の凹凸に合わせて台を手彫りしていますから、履いた時に台と足裏の収まり感がピッタリしていて、安定感抜群。

 

鼻緒が幅広で力が分散される上に、前坪(鼻緒の結節点)が指の股ではなくて、ちょっとズラして足の甲側に当たるように工夫されているので、痛くない下駄、履いてて心地よい下駄に仕上がっております。

 

そんな下駄の台の種類も、いくつかあるミズトリの下駄。

全種類試着出来るよう用意してありますから、まずは足を通して、自分に合う台を選んでから、目移りするほど種類がある鼻緒をカタログから選んでいただいています。

 

今のところ1週間ほどでお渡し可能。

例年、7月に入ると3週間ほどお待ちいただくほどになりますから、お早めにご検討くださいませね。

 

男女兼用のシリーズや、子供とお揃いが楽しめるシリーズもあります。

 

この週末は、下駄の試着しながら江古田散策を楽しみにいらっしゃいませ。

 

通販→https://goo.gl/BykQhp

 

#雑貨#和小物#zakka#下駄#夏の足元#楽ちん#開放感#職人技#ミズトリ

 

自分で描く、ガラス風鈴

営業中。

風鈴や短冊に、自分で色を付けられる無地のもの、3つだけ入荷してます。

 

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アクリル絵の具(不透明)か油性マジック(透明感あり透ける)でオリジナル風鈴作って楽しんでくださいね。

 

(小学生の夏休みの宿題、こういうのありかもしれません)

 

画像の風鈴は、花札をもじってフォトショで書いてみたものです。わやわやですが、イメージは伝わるのではないでしょうか?

 

これを書くに辺り、ググったところ、松の花札の赤タンに書かれているのは「あかよろし」と書いてあるんですって。

 

私はずっと「あめよろし」と思っていました。

 

お客様のお母様が書道家で、普段は古書筆文字読解の学芸員やってる方がいますが、歴史的変遷・変化の知識があるから、読み下し、今の言葉へと読解していける訳ですね(いろんな専門職ありますねー

 

文字に関わらず、過去から続いてきたものには全て言えることかと。

受験用の暗記する歴史は、どうして暗記が必要な事柄なのかさえイミフでしたが、過去から現在へ線がつながっている歴史は、因果と結果、自分なりに考察して意味を汲むことが出来るから、楽しいし、意味ある勉強だと思います。

 

先人が、文化文明哲学もなく権力争いしてたと思うなかれ。試行錯誤が、そこにはちゃんとあります。

 

過去から断絶せず続いている物事、事象は、過去をちゃんと知った上で、今を議論しないと意味が無い。

 

そして合間に、「あめよろし」が「あかよろし」だったなんて見つけては、「そーだったんだー!」と楽しい気分にもなれますしね。

 

店主、相変わらず「昔ながら」に疑問を持って調べて正否を探したり、その過程で豆知識みつけてほくそ笑む日々です。